あれば使える 白いうつわの選び方
初めてうつわを選ぶ際、真っ先に思い付くのが「白いうつわ」。
どんな料理にもあうシンプルなうつわは、まさに定番!
でも、白いうつわは種類が多すぎて何を選べばいいか分からない。
また、シンプルすぎてどうも買う気がしない…。
そんな方へ白いうつわの選び方を紹介します。
私も、白のうつわを10数年持っていませんでした。
理由は、「普通すぎて面白みがない」から。
しかし、テーブルコーディネートを考える時、白いうつわがあるとやっぱり便利。
今では7種類程度の白いうつわを持っています。
今回は、私の経験から「使いやすくて、見た目もおしゃれ」な白いうつわの選び方をお伝えします。
■白いうつわがおすすめな理由
①どんな食材にも合うから使いまわしがきく
野菜や果物、お肉やお魚どんな食材も引き立てる白。 和・洋・中華からデザートまでどんなメニューも美味しそうに見えます。
個性的なカラーのうつわだと、盛り付けるメニューが限られてしまうこともあります。1枚で何通りも使えるのが、白いうつわの最大のメリットです。
②代わりのうつわを見つけやすい
おそろいで買った柄物のうつわ。お気に入りのうつわがあるだけで食事が楽しくなります。 ただ、1枚割れてしまうことで、コーディネートがちぐはくになって使わなくなるのはもったいないですよね。
白いうつわなら、色々なブランドや窯元のものがたくさん販売されています。
選択肢が豊富なので、買い足しやしやすいのも白いうつわならでは。
プレゼントに白いうつわが選ばれる理由の1つが買い足しのしやすさともいわれています。
■白いうつわの選び方
1.リム(縁)があるのものを選ぶ
お料理が美味しそうに見えるポイントは、余白のある盛り付け。リムが広めのもの、リムにラインなどの装飾があるものを選ぶと盛り付けるだけで自然に余白が生まれます。
また、リムがあると、立ち上がりがあるため料理がすくいやすいです。
例えば、チャーハンなどは立ち上がりがあることで、ご飯1粒まで残さず食べれます。
2.丸形でないものを選ぶ
うつわの定番といえば、白くて丸形(ラウンド)のもの。使いやすいのは分かるけど、学食みたいで味気ない… でも、毎日の食卓で使うので個性的すぎないものがいい。
そんな方におすすめなのが、ちょっとユニークな形のもの。
輪花型といわれる、お花の形のものや八角形のものなどはシンプルな食事をおしゃれに見せてくれます。形が個性的でも色がシンプルであれば、何にでも使えます。
■白いうつわの使い方
・他の素材のうつわと合わせる
他のうつわとの相性が良い白いうつわ。ガラス器や木製のカッティングボードなどとあわせることで、コーディネートの幅が広がります。あわせるうつわによっては、個性的な食卓になりますよ。
・いつもと違う使い方をする
いつもは、カレーやパン皿などに使う白いうつわ。たまには、違う使い方をしてみましょう。
例えば、パスタに使う大皿に小鉢や豆皿を置けばワンプレートに。
取り皿に使っている12㎝位のうつわにグラスをのせてコースターや受け皿のように使うのも素敵ですよ。
シンプルがゆえにどんなメニューにも使えて、ほかのうつわと合わせやすい白のうつわ。色々な使い方をして日々の食事を楽しみましょう。
■白いうつわのブランド10選
白いうつわのを扱っているブランドはたくさんあります。その中でもさまざまなサイトで比較的多く掲載されているものから選んでみました。
*あくまで個人的見解でセレクトしたので、自分のライフスタイルに合うものを選んでくださいね。
1.1616/arita japan
テーブルコーディネーターでも有名なのがパレスホテルのために作られた「パレスプレート」。
お花のようなフォルムで、エレガントな雰囲気です。ざらっとしたマットな質感は高級感がありプレゼントにもおすすめですよ。
2.白山陶器
モダンなデザインのうつわは北欧ブランドのうつわなど、洋食器との相性も抜群。手持ちのうつわと合わせやすいのでふだん使いに適しています。
3.輪花型のうつわ
InstagramなどSNSでもよく見られるお花型のうつわ。輪花(りんか)がたのうつわは、様々なブランドや窯元の商品があります。ここで紹介しているのは、益子のわかさま陶芸のもの。
厚みがあり丈夫なので、毎日の食事で使えます。和洋食何にでも合うので1つあると便利です。
4.NORITAKE(ノリタケ)
日本を代表する洋食器ブランド。レストランやホテルで使われる高級食器もありますが、ふだん使いできる白いうつわも充実しています。アイテムが豊富なので、家族分セット買いできるのもいいですね。
5.NIKKO(ニッコー)
100年以上の歴史を誇るニッコーは、白いうつわが充実しています。シンプルなものから、リムにレリーフがあるもの、花のような形のものなど迷ってしまうほど。日本のブランドなので、和食にも合うモダンなものもありますよ。
6.Saturnia(サタルニア)
イタリアのレストランで多く使われるブランド。白地にブルーのラインがアクセントになっています。
厚みがあり、レンジや食洗機でも使用できるので実用的。和食にも合いますよ。
7.ittla(イッタラ)
フィンランドの食器ブランド。なかでもティーマシリーズは、定番にしたい食器として雑誌等でよく取り上げられます。サイズ展開が豊富で、買い足しできるシンプルさが魅力です。
8.Richard Ginori (リチャード・ジノリ)
イタリアのブランドリチャード・ジノリを代表する商品といえば「ベッキオホワイト」。「ベッキオ」とはイタリア語で「古い」という意味。18世紀に誕生した最古のシェイプのひとつで、バロック様式の格調高いレリーフが特徴です。
レースのようなリムのデザインはふだん使いからおもてなしまで幅広く使えます。種類が豊富なので買い足しがしやすいのもポイントです。
9.ロイヤルコペンハーゲン
デンマークを代表する食器ブランド。なかでもエレメンツシリーズはデンマークのプロダクトデザイナー「ルイーズ キャンベル」とコラボレートしています。リムのデザインが美しく、クラシックなものからモダンなものまで様々。電子レンジ、食洗機対応なのもうれしいですね。
10.PILLIVUYT(ピリヴィッツ)
創業200年の伝統あるフランスの磁器ブランド。やや青みを帯びた白いうつわは料理を美しく引き立てます。そのデザインはバラエティ豊かで、ティータイムからディナー用までさまざまなものがあります。毎日使えるシンプルさが魅力です。
おわりに
何にでもあう便利な白いうつわ。
実は、白のうつわは使いこなすのが難しいと言われています。
それは、シンプルすぎるがゆえに「料理の力」が必要だから。
例えば、デパ地下のお惣菜のように彩り豊かな食材を使う、
コース料理のデザートのように余白にソースを添えるなど料理や盛り付けに相当こだわらないと様にならないのです。
この記事を参考にシンプルな白いうつわを選んで、上手に使いこなしてくださいね!