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うつわのこと

テーブルクロスの選び方 季節やメニューで使い分けよう

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1枚敷くだけで雰囲気が変わる! テーブルクロスを使ってみよう

皆さんはテーブルクロスを使っていますか? 汚してしまいそうで普段は使っていない、そんな方もいるのではないでしょうか。しかし、最近のテーブルクロスは、汚れのつきにくい、はっ水性のものが多く、お手入れは簡単! さらにデザインが豊富で、カジュアルに使えるおしゃれなものがたくさんあります。

いつものテーブルの雰囲気をちょっと変えたい、そんな時にはテーブルクロスを使うのがおすすめです。1枚の布を敷くだけで、いつものうつわも違った感じに見えますよ。服を着替えるような感覚で、テーブルクロスを季節ごとに変えてみるのもいいですね。今回は、1枚あると便利なテーブルクロスの選び方についてお伝えします。持っていない方はぜひ試しに1枚使ってみて下さいね!

 

テーブルクロスって何のために使うの?

↑ ブリッジランナーの使用例

①テーブルの保護、汚れ防止に

テーブルクロスの一番の役割は、テーブルの保護。テーブルクロスを敷くことで、傷や汚れから守ることができます。水や液体をはじく、はっ水加工のクロスを使えば、より食べ物や飲み物の汚れが付きにくくなります。

②音を防ぐ

テーブルクロスを敷くことで、食器やナイフ、フォークの音を防ぐことが出来ます。フレンチやイタリアンなどのレストランでテーブルクロスが敷かれているのは、テーブルに物を置くときの音を防いだり、ナイフやフォークが滑って下に落ちないようにするためです。
また、テーブルクロスの下に敷いて使う「アンダークロス」を使うとより効果的です。アンダークロスは、不織布や木綿のネル地など、表面が毛羽立った厚手の素材。①で

③テーブルアレンジやインテリアとして

テーブルクロスは、1枚敷くだけでお部屋の雰囲気がガラっと変わり、簡単にイメージチェンジが出来るアイテムです。最近は北欧風のデザインや和風のものまで、カラーやデザインも豊富です。使い分けることで、レストランのようなかしこまった雰囲気だけでなく、ナチュラル系やシンプル・モダンなど様々なテイストのインテリアに合わせることができます。

テーブルクロスの種類

テーブルクロスは、サイズや用途で以下のような種類があります。まずは、気軽にとりいれやすいテーブルマットから使ってみてはいかがでしょう。1枚数百円からあるので家族分そろえやすいですし、汚れを拭き取りやすい素材のものも多くあります。

〇テーブルクロス

テーブルの表面をおおう布。テーブルの大半を占めるため、色や柄による演出効果がある。部屋のインテリアやメニューや食事の目的によって選びます。

〇アンダークロス

テーブルクロスの下に敷く布地。素材はネルや木綿の白生地。テーブルを保護するために使います。水分や話し声も吸収します。テーブルより一回り広いサイズのものを選びます。

〇テーブルランナー

 

テーブルの中央に掛ける帯状の布。サイズは幅30~40㎝、長さはテーブルに合わせて120~250cm程度が一般的です。

〇ブリッジランナー

テーブルの奥行きに対して「橋渡し(ブリッジ)」にかけるランナーのことをいいます。サイズは40~45cm幅。長さは120~150cm。テーブルマットの幅(=人の肩幅)でかけ、ランナーの中央にお花やセンターピースを置くこともできます。ちょっとしたおもてなしにも使えます。

〇テーブルマット

1人分の食事のセッティングを並べるマットのこと。サイズは肩幅の45㎝×35センチ角が一般的。イギリスやヨーロッパではテーブルマット、アメリカではプレイスマットと呼ばれます。(プレイスは英語で場所・位置のこと。マットがあることで座る場所が分かりますね)

フランスでは、テーブルクロスの上に置くこともあります。イギリスやドイツ、北欧ではテーブルの木目を見せるため、テーブルの上に直接置きます。日本では「ランチョンマット」という商品名で販売されていることがあります。

歴史

テーブルクロスの起源は明確になっていませんが、8世紀頃のヨーロッパではすでに存在していたと言われています。今ではインテリアとして使われるテーブルクロスですが、昔は食事で汚れた手や口を拭く役割でした。8世紀から13世紀のヨーロッパにはナイフやフォークがなく、たとえ貴族であっても手でつかんで料理を食べ、その汚れをテーブルクロスで拭うという習慣だったようです。

日本にテーブルクロスが普及したのは、明治時代に入ってからとされています。明治維新後、西洋の文化が日本の暮らしに大きな影響を与えはじめ、テーブルに料理を置き、椅子に腰掛けて食事をするようになると同時に、テーブルクロスも使用されはじめました。

■テーブルクロスの選び方

テーブルクロスは、以下の点に注目して選ぶのがポイントです。まずはテーブルにあったサイズ、次にお手入れのしやすい素材を選びましょう。最終的には、どんな場面で使うのか、どんな柄が好きなのか自分の好みで決めて下さいね。好きなものでないと結局使いませんから。

1.サイズ

テーブルクロスのサイズは、テーブルの天板のサイズにテーブルクロスの「垂れ」の長さを加えたサイズになります。「垂れ」とは、テーブルから出ている、垂れている部分のことです。

【サイズの例】
〇4人掛けの場合
標準的な4人掛けのテーブル・「縦80cm×横120cm」に25㎝ずつの垂れをプラス ⇒ 130×170cmのテーブルクロス

〇2人掛けの場合
80×80cmのテーブルに掛けることを想定すると、
25㎝ずつの垂れなら130×130cm、30㎝ずつの垂れなら140×140cmのクロスを選ぶのがいいでしょう。

〇円形テーブルの場合
・80cmに掛けるなら、35センチずつの垂れがある150cm円形用のクロス
・角30.7cmの垂れがある100×100cmのクロス
*正方形のクロスを円形テーブルに掛けると、角の部分が長く垂れるため。

 

2.素材・撥水性

テーブルクロスには、様々な素材のものがあります。それぞれの特徴を知って、光沢や手ざわり、お手入れのしやすいものを選びましょう。

〇麻(リネン)
美しい光沢があり見た目が上品。生地に張りがあり、丈夫で洗濯に強いです。綿や絹に比べて吸水性があります。
しわになりやすいので、アイロンがけが必要ですね。

〇綿(コットン)
手触りが柔らかい。ポピュラーな素材なので、種類が豊富でリーズナブルです。
しわになりやすいですが、熱に強いので高温でアイロンかけができます。洗濯で縮むことがあります。

〇ポリエステル
熱に強くしわになりにくいです。メンテナンスのしやすさとコスト面から、ホテル・レストランなど業務用に使われることが多いです。

〇レーヨン
フランス語で「光るもの」の意味。光沢があり、吸水性もあります。摩擦に弱いのがデメリット。

〇はっ水加工について
繊維のまわりにフッ素系樹脂を主体とするはっ水剤を加工することで水をはじきます。汁物の多い、日本で生まれた技術です。醤油やソース、コーヒーなどをこぼしても拭き取ればシミになりません。最近では多くの商品に採用されています。私もお手入れが楽なので、極力はっ水加工のものを選ぶようにしています。ただし、洗濯する場合柔軟剤の使用はNGはっ水の効果が薄れてしまうそうです。

 

3.色・柄

テーブルクロスは「色」の演出効果があります。正式には白・無地という決まりがありますが、自宅用に選ぶ場合は以下のポイントで選ぶのがおすすめです。
〇季節:いつ使うのか、季節に合わせたカラーのものを選ぶ。クリスマスならレッド、グリーン、ホワイトなど。
〇料理:どんなメニューなのか。和食なら和柄のランナー、スイーツならパステル調や花柄を選ぶなど。
〇食器:どんな食器を使うのか、うつわと相性のいいカラーやデザインのものを選びましょう。
〇インテリア:自宅のインテリアのテイストにあうカラーやデザインのものを選びましょう。

こんなものも使えます! テーブルクロスの代わりになるもの

〇カーテン・のれん

写真では、無地のテーブルクロスにインテリアショップで購入した「のれん」をかけています。商品名は「シングルカーテン」というものですが、幅と長さがテーブルにあったので使ってみました。オーガンジーの透ける素材だったので、下に無地のクロスを敷いて柄を生かしたコーディネートにしました。

〇インテリアクロス

写真は雑貨店「私の部屋」で購入したインテリアクロス。インテリア用のクロスは、壁に掛けてタペストリーのように使うことができ、ソファカバーにもなるなど使い方は自由。私は、テーブルクロスとしてハロウィンのコーディネートに使いました。

テーブルクロスは、テーブルを覆うサイズの生地であれば基本は何でもOKです。気に入ったものがなければ、生地屋さんで布を買って自分で作るのもありですよ。デパートの専門売り場で買わなくてはいけないと思っている方、もっと自由に楽しみましょう。

お手入れ方法

〇汚れが付いたら

調味料や食材(ソース、醤油、カレー、コーヒー、タバスコ、ケチャップ、果汁など)には染色作用のあるものがあります。そのため、汚れを長時間放置するとしみになることがあります。汚れがついたら、なるべく早めに水拭きをしましょう。水で濡らした布やタオルを汚れの箇所に叩くと効果的です。
汚れがひどく水で取れない場合は、中性洗剤を溶かしたぬるま湯で拭き取ってください。その後、洗剤が残らないように完全に水拭きをしましょう。

〇たたみじわを伸ばす方法

買ったばかりのクロスには、たたみじわがくっきりとついています。このしわをとるには、裏面からあて布をし、低温でアイロンがけをしましょう。ただし、塩化ビニルなど熱に弱い素材は長時間あてると変形することがあります。

私は以前、あて布をせずにアイロンがけをしてしまいました。そのため、テーブルにうっすらとアイロンの跡が…

 

 

おわりに

テーブルクロスは、食卓のイメージを変える大切なアイテムです。洋服選びと同様、まずはオーソドックスな無地のものからそろえてみては。最近ははっ水加工のものが一般的なので、お手入れも簡単。インテリアやメニュー、季節に合わせて使い分けるとテーブルの雰囲気が変わります! いつものうつわもクロス次第で違って見えますよ。

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