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うつわ好きなら行ってみたい! 合羽橋道具街のおすすめ食器店10選

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うつわ好きの聖地・合羽橋道具街のおすすめショップを紹介

合羽橋道具街公式HP:https://www.kappabashi.or.jp/

今回は、浅草から徒歩圏内にある「合羽橋道具街」のおすすめショップを紹介します。この商店街は、飲食のプロも通う「問屋街」でもあります。そのため、うつわやお鍋等の調理器具が比較的リーズナブルに販売されています。しかも、こんなものまであるの?という、他では見られない“通(マニア)”なものまでそろっています。

なかでも、うつわ関係のショップは多く、和食器、洋食器、ガラス器、漆器、中華食器まで様々なジャンルのものがあります。うつわ好きなら、テーマパーク?のように一日中楽しめます。

私は、時々足を運び、ここでしかない「面白い」ものを探しています。コロナ禍を機に、調理器具やうつわにこだわる人が増えているそう。浅草散策とセットで楽しんでみてはいかがでしょう。

合羽橋道具街とは

浅草と上野の中間にある南北約800mの飲食に関する専門商店街。現在は約170店舗あります。
大正の初めに新堀川(シンボリガワ)の両岸に古道具を商う人たちが店を出したことがはじまりとされています。新堀川は大正12年の関東大震災後に埋められ、以降、菓子道具を扱う商店を中心に"食"に関連のある商店が集まり始め、現在に至っています。

合羽橋の由来
河童がいたから”かっぱ橋”?
合羽橋の由来には2つの説があると言われています。1つは、伊予新谷の城主の下屋敷(現在の金竜小学校あたり)の侍や足軽が内職で作った雨合羽を、天気の良い日に近くの橋にズラリと干していたという、「雨合羽」説。

もう1つは「河童」説。文化年間、合羽川太郎(本名:合羽屋喜八)は、水はけが悪く度々洪水になるのを見かね、私財を投げ出して排水工事に着手。しかし、工事は思いのほか難航。かつて川太郎に助けられた隅田川の河童達が、夜な夜な工事を手伝ったことからきています。川太郎のお墓は、曹源寺(通称”かっぱ寺”)にあります。

合羽橋道具街のおすすめポイント

1.リーズナブルな価格

私が合羽橋に行く目的は、もちろんうつわ探し。有田焼などの商品が割引価格で販売されているので、デパートで現物を見てからここで購入するという使い方もしています。

また、注目は各店の「ワゴンセール」。どのお店にもあるわけではありませんが、店頭のワゴン内は要チェック。100円程度の小鉢やグラス、凝ったデザインのお茶碗が数百円など、コスパのいい商品に出会えます。

2.圧倒的な品ぞろえ~専門店が豊富

日本全国の和のうつわがそろうお店や洋食器専門店など、専門店が多いのが合羽橋の特徴。欲しいものがあるときは、ピンポイントでいくつかのお店を回るだけでお買い物が済んでしまいます。

私も時間のないときは、事前にお店を決めて効率的に回るようにしています。

3.行く度に変わる品ぞろえ

私が何度も通ってしまうのは、行く度に品ぞろえが変わること。

例えば、ノリタケなどのデットストック(廃盤品)やレストランで使われているような個性的なうつわがセールになっていることがあります。思わぬ掘り出し物を期待して、ついリピートしてしまいます。

4.まとめ買いがお得な商品

飲食店向けの大量の商品も合羽橋の魅力です。

例えば、ビッグサイズの調味料、紙コップやペーパーナプキンなどの消耗品が数10個(それ以上?)単位で販売されています。

大家族や来客が多い家庭であれば、とてもお得。アルコールシートなどの衛生用品なども販売されているので、生活用品のストックを買うのもおすすめです。ただし、ものすごくかさばるので、計画的にお買い物をしましょう。

5.ふだん使いできる飲食店グッズ

飲食に関する物は何でもそろう合羽橋。調理器具やうつわ以外にも、看板や家具、ユニフォームなど「飲食店ならでは」の専門店があり、見るだけでも楽しめます。

私が時々チェックするのが、紙製品とラッピング用品。

紙製品は、和紙のランチョンマット、おしゃれな割箸など、うつわとあわせてコーディネートできるものが豊富。使い捨てができるので汚れを気にせず使えます。ホームパーティなどおもてなし用にまとめ買いするのもおすすめです。

また、ラッピンググッズは、お菓子やちょっとしたギフトをプレゼントするのに便利。和柄の巾着などは丈夫なので小物入れにもなります。

合羽橋道具街の歩き方

事前にマップでチェック

合羽橋道具街の店舗数は、約170。全長800mの通り沿いに並んでいます。 全部回ろうとすると、時間と体力をかなり消耗します。

そこで、買いたいものが決まっている場合、公式HPであらかじめ訪れるショップをチェックしておきましょう。行く順番もある程度決めておくといいですよ。

また、現地に行くと各店舗にマップが置いてあるので、次回のためにもらっておきましょう。

 

歩きやすい靴とエコバック持参で

合羽橋道具街は、通りの両側に店舗が並んでいます。

そのためひととおり回るとなると、800m×2=1.6km + 複数の店舗内を歩き回るため、2キロ以上歩くことになるのです。
ふだんから履きなれた、歩きやすい靴でお出かけするのが安心です。

また、各店舗でうつわを買うと新聞紙で包装し、ビニール袋に入れてくれることが多いです。

薄手のガラスや高価なものなどは、割れてしまわないように、さらにエコバックに入れると安心。私は内側が厚めになっている、「DEAN&DELUCA」の保冷バックを持って行きます。

休憩場所も決めておこう

合羽橋はうつわや料理好きなら何時間もいてしまうほど楽しいエリア。 そのため、気がつくと飲まず食わずで歩きっぱなし…ということも。

そこで、いったん荷物を置いて休憩できる飲食店を決めておくのもおすすめです。合羽橋自体には飲食店が少ないですが、浅草エリアはグルメの激戦区、あらかじめリサーチしておくといいですよ。

また、買おうかどうか悩んでいる場合、休憩することできちんと判断できることも。買い物だけでなく、下町グルメもついでに楽しんでしまいましょう。

合羽橋のイベントについて

■かっぱ橋道具まつり
毎年10月中旬に開催される合羽橋最大のイベント。商店街全体の大規模セールといったところでしょうか。イベント後半の土日祝はとても混むので、覚悟してお出かけしましょう。個人的にはイベント前半の平日に行くのがおすすめです。とはいえコロナ前は外国人観光客でそれなりの人出はありました。

イベント期間中は、抽選会や近隣の学生さんによるブラスバンド演奏などの催し物も随時開催。最終日は通りが歩行者天国になり、街全体が盛り上がります。ただ、台風シーズンでもあるので、イベントの開催状況が変わることがあります。

■下町七夕まつり https://shitamachi-tanabata.com/

浅草から合羽橋を結ぶ「かっぱ橋本通り」で開催される七夕祭りです。通りの両側に模擬店がずらっと並び、実店舗でもテイクアウトやビールなどを店頭で販売しています。歩くだけで熱気があり、浴衣を着て食べ歩きをしている人の姿を多く見かけます。2年位前にあるお店の前にブタさんがいたのにはびっくりしました!(何でいたんだろう…いまだに謎)

 

テーブルコーディネーターおすすめのショップ

1.ニイミ洋食器店

合羽橋のランドマークともいえる、コック帽のオブジェ「ジャンボ・コック」があるお店です。店内には食器から調理道具まであらゆる分野のキッチンウェアがそろいます。わたしがおすすめなのは、1階の通りに面した場所で開催されているワゴンセール。ニッコーなどの有名ブランドの食器が格安で販売されています。ただし、半端物らしく、枚数がそろっているわけではないので、出会えたらラッキーという感じ。掘り出し物が見つかるかも。

コック帽のおじさんは誰?

ジャンボ・コック像のモデルは、二代目社長の新實善一さん。1980年に店舗の改装計画をしていたニイミ食器店。当時の社長新實善三郎さんは「ビルを建てるのなら洋食器のイメージを大々的に宣伝できる特徴のあるものにしたい。」と提案。洋食器店なのだからコックさんの像を人目に付くビルの上に乗せればいいということになり、当時会長を務めていたお父様である、る善一さんをジャンボコック像“のモデルとしたそうです。

1982年3月1日にお披露目され、当時としては珍しい屋上広告としてメディアから注目されたそうです。高さ11メートル、総重量10トン、材質はFRP。

2.田窯(でんがま)

スイーツ店「ぶどうの木」で知られるグレープストーンが運営する和食器店。日本全国のやきもの産地のうつわがそろいます。ここ1店で十分なぐらい品ぞろえが充実しています。店頭にはふだん使いのセール品がそろい、常ににぎわっています。

1階は箸置きや酒器などの日常食器、2階は京焼や九谷など華やかで高級感のあるうつわもあります。また、和柄のテーブルランナーなど小物もあります。

公式HP:https://www.dengama.jp/

 

3.陶庵やぶきた

合羽橋に数店舗展開する和食器店。このお店はお椀が充実。様々な柄の商品が壁一面にディスプレイされています。価格も1,000円台からあるのが嬉しいですね。もう1つのおすすめは、店外ワゴン! お茶碗や木のお椀などふだん使いのうつわがリーズナブルに販売されています。アウトレットとは思えない、凝ったデザインのものもあるのでチェックするといいですよ。

ワゴンセールと甘く見てはいけません。毎回、何があるか分からない楽しみがあります!

公式HP:https://yabukita.wixsite.com/touanyabukita

 

4.キッチンワールドTDI ~ ペッパーミルで注目も!

調理器具からワイングラス、野田琺瑯の保存容器などあらゆるキッチンアイテムがそろいます。うつわでは、白いうつわや木製食器のコーナーなどがあり、かなり充実しています。波佐見焼の白山陶器の品ぞろえも豊富です。

このお店の特徴の見どころの1つは店頭コーナー。変わった形のカトラリーなどユニークな商品が格安で販売されるほか、その時期に流行っているものが並びます。

例えば、侍ジャパンの応援グッズとして注目された「ペッパーミル」。取材でかなり取り上げられていましたね。最近では、ドラマなどで人気の韓国食器が販売されていました。

入り口付近の白いうつわコーナー。買い足しできる白のうつわはあると便利!

公式HP:http://www.kwtdi.com/jp_pro3.html

 

5.風和里(ふわり)

地下1階から2階まであるうつわの専門店。モダンな和食器が充実しています。リーズナブルで可愛らしいものが多いので女性のお客さんが多いです。このお店の売りは木製食器の豊富さ。さまざまなサイズや形の木製のうつわがあり、自宅でカフェ気分を味わいたい人にはおすすめです。また、エコバックの品ぞろえも豊富です。

2階に行く途中の階段の壁に、エコバックがずらり。

公式HP:http://www.kwtdi.com/jp_tdi2shop.html
instagram:https://www.instagram.com/fuwaritdi/

 

6.bai-se(バイスー)

店名は中国語で「白色」の意味。その名のとおり、白いうつわがワンフロアを埋め尽くしています。美濃焼など国産のものから、イタリアの「サタルニア」など、白くて、おしゃれなものばかり。デザインのバリエーションが豊富なので、全部白でそろえたくなります。

2、3階は、グラスや雑貨など白以外のうつわも販売。日本ではあまり見ない、ブルガリヤのトロヤン陶器やタイの「amai(アマイ)」のうつわなどもあります。3階は座面のデザインがユニークなスツールなども売られているのが面白いです。

公式HP:http://www.kwtdi.com/jp_tdi5shop.html

 

7.とうしょう窯

岐阜県瑞浪市に本社がある、うつわの専門商社「丸勝」が運営するショップ。テーブルにあるとインパクトがある、個性的なデザインのうつわが多数そろいます。こちらも店外の商品がユニーク。ゴールドのレンゲなどおもてなしに使ったら楽しそうなものなど、ここでしか見られない商品に出会えます。

同じく合羽橋にある系列店の「co-bo-no」は、リーズナブルでおしゃれな洋食器のようなデザインのうつわを扱っています。

公式HP:https://www.tousyougama.com/

8.器まえさか

2020年にオープンした、比較的新しいお店です。このエリアには珍しく、ギャラリーのような店構え。洗練された店内には、高級感のあるううわが並びます。おもてなし用やプレゼントにぴったりの品物が見つかります。

instagram:https://www.instagram.com/utsuwa_maesaka/

 

9.うつわも充実の家具店「S-CUBIC」

合羽橋道具街の端(ニイミのある菊屋橋交差点から反対側)に位置する、家具店です。ナチュラルでスタイリッシュな家具は一般の家庭でも十分に使えるモノばかり。私が好きなのは、家具に置かれているうつわ。

きちんとコーディネートされていて、ふだんの食事のセッティングやおもてなしの参考になります。お店は全部で4フロア。家具と一緒に雑貨やうつわも買ってしまいそう。

公式HP:http://www.s-cubic.net/index.html

 

10.soil 浅草

浅草からかっぱ橋道具街へ向かう、合羽橋本通り沿いのビルの2階にある和食器店。隠れ家のような店内には、益子焼、波佐見焼、小鹿田焼、小石原焼、やちむんなど、味のあるうつわが沢山並んでいます。どれも、ふだん使いしやすいデザインで、手仕事のぬくもりを感じるものばかり。民芸好きな方なら、好みのものが見つかるのでは?

浅草のにぎわいから少し離れた静かな空間で、うつわ選びが楽しめますよ。

公式HP:https://soil-asakusa.jp/

うつわ以外の専門店

はしとう (https://hashitou.co.jp/
箸の専門店。ふつうのおはしから割箸、箸置きまで、お箸に関するすべてがそろいます。店内は、お箸のショールームといった雰囲気です。ビルの合羽の絵が目印です。

 

ユニオン https://www.kappabashi.or.jp/shops/154.html?shop_ID=154

コーヒー専門店。コーヒー豆だけでなく、器具なども販売しています。また、紅茶やコーヒーなどもあります。ドリップコーヒーはバラ売りもしているので、試してみたくなります。

西山漆器店 (http://www.shikki.jp/index.htm
大正5年創業の漆器専門店。漆器というと敷居の高いイメージがありますが、ふだん使いできるお椀やお盆もあります。選択肢が多いので選ぶのに迷ってしまいます。

〇看板のお店 「志村製作所」

コーヒー専門店「ユニオン」の向かい辺りに位置する、看板などディスプレイ用品のお店です。
ついひかれてしまうのが、店内外にずらりと飾られたブリキの看板。あまり大きくないので、キッチンに立て掛けるだけでもインテリアになりますね。店舗用に販売しているものが、ふつうに手に入るのが楽しいです。

公式HP:http://www.shimura-s.co.jp/

その他、駄菓子専門店やキッチンペーパーや除菌グッズなどの消耗品を売っているお店もあります。問屋さんなので、大量サイズで格安です。まとめ買い目当てで行くのもいいですね!

カフェもあります ~ お買い物の休憩に

Sensing Touch of Earth  https://stoe-cafe.tokyo/
珈琲と軽食が楽しめる、合羽橋では貴重な休憩スポット。打ちっ放しのコンクリートと高い天井が落ち着くカフェです。

otonova(オトノヴァ)  http://www.cafeotonova.net/
合羽橋から1つ路地に入ったところにあるカフェ。築60年の古民家を改装した店内は、家具から照明までこだわりを感じます。静かでとっても落ち着く空間で頂くランチやスイーツも美味しく、非日常気分を味わえます。

ネットショップでも買える! 合羽橋道具街のうつわ

合羽橋道具街の一部店舗では、ネットショップがあります。そのため、遠方の方や大量購入したい方は活用してみてはいかがでしょう。一度現物を見て、買い足しに活用するのもいいですね。

〇キッチンワールドTDI

おすすめのお店でも紹介した「キッチンワールドTDI」は楽天、Yahoo!、アマゾンでネットショッピングを展開。幅広い品ぞろえを自宅で購入できるのは便利ですね。

DURALEXのグラス6個セット等も販売。割れやすいグラスもネットなら安心。

このほかの商品はこちらもチェック ↓

〇ニイミ食器店

合羽橋のランドマーク的な存在のニイミ洋食器店。ネットショップはありませんが、一部サイトではニイミで取扱いのあるお子様ランチプレートなどを販売しています。おうちでレストラン気分が味わえるうつわはネットでも人気のようですよ。

〇高橋総本店

合羽橋で4店舗ある高橋総本店。和食器、洋食器などさまざまなジャンルのうつわを扱っています。飲食店はもちろん、家庭で普通に使いやすいものからプレゼントにもおすすめな高級品もあります。幅広くうつわを探したいときに便利なサイトです。

木村硝子のワイングラス。様々なブランドのグラス類も充実。

カトラリーセットは結婚祝いなどにも人気。ギフト選びにもいいですね。

このほかの商品はこちら↓

〇とうしょう窯

とうしょう窯の一部商品は、ネットショップでも購入可能。個性的なデザインのうつわは、ほかではあまり見かけません。そのため、ネットで購入できるのは嬉しいですね。

テーブルコーディネートのプロが監修するシルフセット。セットになっているので、おもてなしのうつわ選びに悩む方はいいかも。

〇co-bo-no

とうしょう窯の系列ブランド「co-bo-no」。カフェや雑貨店向けのうつわを提案しており、デザインの種類が豊富でおしゃれ! リーズナブルなので、複数まとめ買いするなら、ネットを活用してみては。

カラー展開が豊富なケーキスタンド。おうちでアフタヌーンティーができますね!

私も愛用しているラフィネシリーズの角皿。和食にもあうので毎日使えます。

おわりに

合羽橋は、プロの飲食業者が行くイメージがありますが、一般の人も普通にお買い物ができます。また、アーケードになっているので雨でも歩きやすいです。うつわもデパートなどで売られているものが、定価より割安で購入可能。気になるうつわをまとめ買いしたい、他にはないうつわを見つけたい、そんな方にはおすすめです。

ただ、ショップの数が多いので、初めて行く際は、事前に公式HPをチェックしておくのが安心。行きたいお店の場所や営業時間を確かめておきましょう。お店によっては合羽橋のマップが置いてあるので、参考にもらっておくと便利です。ぜひ、お出かけしてみて下さいね!

合羽橋についてはこんな記事を書いています。
おススメのショップも紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

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