金沢でうつわが買えるお店8選 旅の記念にお気に入りの1枚を見つけよう
先日、10数年ぶりに金沢を旅しました。もちろん私のお目当てはうつわを見ること! 加賀前田家の城下町として栄えた金沢。九谷焼や漆器、金箔工芸などうつわの宝庫でした。伝統的なものから若手作家による斬新なデザインのものまでさまざまなうつわを見ることができました。今回は、おしゃれでふだん使いしたくなるうつわが手に入るショップを紹介します。オンラインで何でも買うことができる今、金沢の現地ならではのうつわをお土産にしてみませんか。
お出かけの参考になるようにエリア別にショップを紹介します。
■ひがし茶屋街エリア
金沢を代表する観光名所「ひがし茶屋街」。ここではお土産にしたい工芸品を扱うショップが充実。ギャラリーを併設するショップ、作家さんの説明書きがていねいなショップなど、数店訪れるだけで金沢のうつわにちょっと詳しくなれますよ。
1.玉匣(たまくしげ)
ガイドブックに必ずと言っていいほど掲載されている人気店。金沢にゆかりのある若手工芸家さんの作品を多く扱っています。持ち手が動物の急須など他のお店では見られない、伝統的でありながら新しさも感じる個性的なうつわに出会えます。
ユニークなうつわが好きな方におすすめです。
住所:石川県金沢市東山1-14-7
営業時間:10:00~17:00
定休日:火曜日
http://www.tamakushige.com/
2.アンティーク山屋
観光地にあるせいか、とても入りやすいアンティークショップです。イギリスやフランスのティーカップから和骨董まで幅広い品ぞろえ。比較的買いやすい価格のものも多く、初めて骨董を買うにはいいお店だと思います。お正月前だったので、漆器や古伊万里が多く並んでいました。
住所:金沢市東山1-13-20
営業時間:11:00~17:00
定休日:木曜日・金曜日
https://www.kanazawa-yamaya.jp/
https://www.facebook.com/アンティーク山屋-754234941273219/
3.能加万菜(のうかばんざい)THE SHOP 東山
メインストリートから1本外れた通りにある工芸品のセレクトショップ。2020年9月にオープンした比較的新しいお店です。うつわでは九谷焼、輪島塗、山中漆器、ガラス器などが並んでいます。若手作家による1点ものが多く旅の記念になりそう。
私はガラスの鏡餅を買おうか悩みましたが、持ち運ぶのが大変なため断念。やっぱり買えば良かったかなあ。
住所:石川県金沢市観音町1-5-7
営業時間:10:00~18:00(12~2月は10:00~17:00)
定休日:なし
http://noukabanzai.jp/
https://www.facebook.com/noukabanzaiTheShopHigashiyama/
https://www.instagram.com/noukabanzai/
4.縁煌(えにしら)
金沢を中心とした北陸三県の工芸作家の手作りの商品を扱うお店です。大量生産されていない、手の込んだ品々はどれも魅力的。
ここで販売されているうつわは、他のお店ではほぼ見かけない個性的なものばかりでした。私が面白いと思ったのは、コーヒーフレッシュ(コーヒーミルク)を入れる小さなうつわ。表面は九谷焼の細かい絵付けがされていて、その割にリーズナブル。手の込んだ職人技を自宅で使えるのはいいですね。
住所:金沢市東山1-13-10
営業時間:10:00~17:00
定休日:不定休
https://www.enishira.co.jp/
https://www.facebook.com/enishira
https://www.instagram.com/enishira_kanazawa/
5.八百萬本舗(やおよろずほんぽ)
ひがし茶屋街を出てすぐ、橋場町のバス停そばにあるお店。明治時代の町屋を改装した「金沢のセレクトショップ」です。食品から工芸品まで品揃えは幅広く、センスのいいお土産屋さんといった感じです。
うつわでは、九谷焼から印判の豆皿や漆器など手軽な骨董品も販売。私が訪れた際は、白のシンプルな九谷焼がたくさん並んでいて、豪華絢爛な九谷焼のイメージが変わりました。
ディスプレイも素敵で、近所にあれば常連になってしまいそう。オンラインショップもあるのでときどきチェックしてみようと思います。
店内では「クタニシール」のワークショップを開催。
写真はクタニシールの箸置き。
住所:金沢市尾張町2-14-20
営業時間:平日:11:00〜17:00/土日祝10:00〜18:00
定休日:なし
https://www.yaoyoroz-honpo.jp/
https://www.facebook.com/yaoyorozhonpo/
https://www.instagram.com/yaoyorozhonpo/
■長町武家屋敷街エリア
ひがし茶屋街とはまた違った雰囲気がある「長町武家屋敷街」。ここでは2つの九谷焼専門店があります。どちらも店構えや商品に特徴があり、一見の価値があります。うつわ好きならきっと楽しめます!
6.鏑木商舗(かぶらぎしょうほ)
料亭のような門構えの九谷焼専門店。店内には靴を脱いで上がります。このお店の特徴はなんといっても幅広い品ぞろえ。お手頃な豆皿から美術館にあるような高級な花瓶まで販売しているので、九谷焼を探すならここだけですんでしまうかも。正体不明の画家・バンクシーとのコラボ商品など珍しい商品もありました。
店内では、庭園を眺めながら飲食ができるスペースもあります。同じ通りに少しこじんまりとした系列店もあります。
九谷焼のワイングラスの種類は圧巻! ワイン好きなら集めたくなるかも
住所:石川県金沢市長町1丁目3−16
営業時間:9:00~22:00(日曜・月曜・祝日9:00~18:00)
定休日:不定休
https://kaburaki.jp/
7.本田屋食器店
店主が現地でオーダーしたオリジナルのうつわはセンスがあり、目うつりするものばかり。九谷焼だけでなく、益子など他の産地のうつわも販売しています。また、帯をリメイクしたテーブルランナーなど小物も充実。ディスプレイも素敵でインテリアやテーブルコーディネートの参考にしたくなります。近所にあったらリピートしてしまうこと間違いなしです。(個人的な趣味ですが…)
住所:金沢市長町1-3-8
営業時間:10:00~18:00
定休日:火曜日
http://www.hondaya.syokkiten.com/
https://www.facebook.com/hondaya.syokkiten
■21世紀美術館エリア
8.gift (ぎふと)
21世紀美術館から徒歩5分ほど、百万石通り沿いにある、北陸3県のセレクトショップです。小さなお店なのでうつわは多くありませんが、モダンなデザインの九谷焼の豆皿や箸置きなどを販売しています。私が気になったのは、蓋が九谷焼になっているボトル。コーヒーやお砂糖を入れて保存容器に、ビーズなどを入れて見せる収納グッズとして使うのも良さそうです。富山県と福井県の名産も一緒に買えるのがいいですね。
住所:金沢市広坂1-2-18 中村ビル 1F
営業時間:10:00〜18:00
定休日:月曜日・年末年始
https://www.gift-hokuriku.jp/
https://www.facebook.com/ギフト-金沢広坂店-1482580791993023/
こんなお店もあります
〇21世紀美術館ミュージアムショップ
念願の「スイミングプール」を鑑賞!
以前から行きたかった21世紀美術館。年末直前の最終日に訪れることができました。美術館内の
ミュージアムショップには、ポストカードやマスキングテープ、Tシャツなどおしゃれな雑貨が充実。
うつわはあまりありませんでしたが、記念に九谷焼のペーパープレートを購入しました。九谷焼ならではの色鮮やかな絵付けが見事に再現されていました。軽くてかさばらないのでお土産におすすめです。
住所:金沢市広坂1-2-1
営業時間:展覧会ゾーン10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで)
交流ゾーン:9:00~22:00*各施設の開室時間はそれぞれ異なる。
定休日:展覧会ゾーン月曜日(休日の場合は直後の平日)、年末年始/交流ゾーン:年末年始
https://www.kanazawa21.jp/
https://www.facebook.com/kanazawa21/
https://www.instagram.com/21_kanazawa/
https://twitter.com/Kanazawa_21
おわりに
工芸品が豊富な金沢。陶磁器だけでなく、金箔を貼ったものやお隣の富山県の錫製品などさまざまなタイプのうつわを見ることができました。年末で美術館が軒並み閉館の中、(21世紀美術館は最終日に間に合うように行きました。)お店を数軒はしごするだけでギャラリーを訪れたくらいの充実感がありました。
金沢には、今回紹介したショップ以外にも魅力的なショップがまだまだあります。東京から新幹線で充分日帰りができるので、ショッピングのために再訪したいと思いました。