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初心者でもできた! 初めての金継ぎ体験レポート

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割れたうつわは捨てないで 「金継ぎ」でうつわをリメイク

今回は、私が過去に参加した「金継ぎ」のワークショップ体験をお伝えします。

皆さんはお気に入りのうつわが割れてしまい、ショックを受けたことはありませんか? 私も、以前は泣く泣く燃えないゴミとして処分していました。しかし、数年前に「金継ぎ」教室の存在を知り、いつかやってみたいと思っていました。

そしてついにその日が到来? アラビアのプレートをシンクに落としてしまい、きれいに3つに割れてしまいました。このパープルパラディッシのプレートは、発売当初は完売続き。入手困難でやっと購入した1枚なのです。思い入れのあるうつわは直して使いたいと思い、初めての金継ぎにトライすることに。割れ方がシンプルだったせいか、時間ほどでで完成しました!

 

その後、フランスのショップから購入したアンティークのうつわが1枚割れて到着。柄がとっても素敵なので、どうしても直したい。そこで、以前から知っていた和食器店「美命」で金継ぎのワークショップがあることを知り、2度目の金継ぎをしてきました。

この2度の経験で、うつわの「欠け」と「割れ」を直す方法を習得できました。ちなみに、私は絶望的に手先が不器用。お裁縫もボタンつけが限度…というレベルの人でもちゃんとできましたよ!

私が体験したのは「簡易金継ぎ」というかぶれない新うるしを使った方法です。時間がかからないので、体験後は比較的早く使うことができるのが魅力です。

うつわが好き、モノを大切にしたい、そう思っている方には金継ぎはおススメ。金継ぎに興味があるけど最初の1歩を踏み出せない方向けに分かりやすく解説します。初めての方に分かりやすく解説します。

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金継ぎ(きんつぎ)とは

割れや欠け、ヒビなどの陶磁器の破損部分を漆によって接着し、金などの金属粉で装飾して仕上げる修復技法のこと。金繕い(きんつくろい)ともいいます。室町時代のお茶の文化から始まったとされています。

 

金継ぎの方法/簡易金継ぎにした理由

私が体験したのは「簡易金継ぎ」という方法。本漆を使うのが正式ですが、漆でかぶれること、完成に半年ほど時間がかかるため私は簡易金継ぎにしました。

金継ぎの主な流れ

1. 破片をつなぎ合わせる
2. 欠けを埋める
3. 埋めたところをなめらかにする
4. 装飾する

簡易金継ぎにした理由&メリット

①短時間でできる:本漆を使った手法では、乾燥に時間がかかることもあり完成までに数か月かかることもあります。簡易金継ぎなら、作業自体は2時間~半日。

②漆でかぶれない:簡易金継ぎは「新うるし」というかぶれない素材のものを使います。肌が弱い方にはおすすめです。

③費用がリーズナブル:1日体験なら3,000~10,000円で受講可能。直すうつわの数や教室により差がありますが、うつわを買う程度の値段で、2,3個のうつわが修復できるのは魅力です。

④準備が簡単:教室で道具を準備してくれます。持参するのは割れたうつわとエプロンくらいで手ぶらで参加できます。職人になるわけではないので、すべてそろえて頂けるのはありがたいです。

 

金継ぎの道具

・新うるし/代用金/代用銀
・補修パテ
・AB硬化接着剤
・新うるし専用薄め液/専用洗い液
・アルコール

・爪楊枝/竹串/綿棒
・カッター
・細筆
・サンドペーパー
・スポイト
・メラミンスポンジ

 

初めての金継ぎ:割れたうつわを直す

私が直したのはARABIA(アラビア)のパープルパラディッシ。3つに割れたものを接着し、割れ目に金を施しました。やり方は以下の通りです。

①割れたうつわを接着する

かけらの側面に、綿棒を使って接着剤をつけて、もとの形に貼り合わせます。

②パテやペーストで隙間や段差を埋める

まず、すきまを埋めるためのエキシポペーストを練ります。
写真のように黒と白の2層になっているのでまんべんなく指で混ぜます。

固くならないうちに、割れ目にすりこみます。はみ出た部分は竹串で取り除き、水を付けたサンドペーパーで滑らかにします。

③筆で金粉と新うるしを入れる

④完成
自宅で2、3日乾燥させます。ティッシュなどで拭いてみて、金がつかなければ使うことができます。

パープルのテーブルクロスにゴールドとパープルのうつわを重ねてコーディネートしてみました。

 

体験2回目:うつわの割れと欠けを直す

2回目は、粉々に割れてしまったアンティークと上が欠けてしまったそば猪口を直しました。アンティークは破片が多く、貼り合わせるのに時間がかかりましたが、時間内にどうにかできました。

割れたうつわを修復

1回目のワークショップで、基本的な割れの修復方法は体験済み。アンティークのうつわも同じ要領でひたすらかけらをくっつけていきます。貼り合わせやすい、大きめのかけらからつけていくとやりやすいです。
(ここまで粉々に割れることはありませんが…)

そば猪口のお直しと並行しながら、貼り合わせました。ジグソーパズルを完成させたような達成感!

〇欠けと割れを修復

真っ二つわれたそば猪口。岡山県の倉敷を訪れた際に購入したもの。コーヒーやスープを入れて毎日のように使っていました。
口が当たる上の部分もかけてしまい、捨てようかとも思いましたが…こんなに素敵に!

欠けの部分にはパテを埋め、はみ出した部分は削ります。(パテは後で削るので、「欠け」より大きめに作ります)
欠けとひびの部分に金を施して完成。先生のアドバイスに従って、厚めに塗りました。

厚く塗ることで、金の部分がぷっくりと立体的になり、華やかなうつわに生まれ変わりました。

自宅でやってみました  キットがあれば誰でもできる?

ちなみに… アンティークのうつわの金入れは自宅でやってみました!

2回経験したので、やり方は頭に入っています。メルカリでキットを購入して仕上げたのが下の写真。手元が狂って? ゆがんでしまったり、熱く塗りすぎた部分もありましたが、それも含めて愛着が沸きました。

私は、今回初めてメルカリで金継ぎキットを購入しました。最低限の道具で、金粉などの材料も少量の使いきりサイズ。たまにしか使わないなら十分です。金継ぎキットは東急ハンズや通信販売でも手に入ります。器用な人なら、動画や本でやり方を勉強して、キットですることも可能だと思います。

 

金継ぎ後の注意

金継ぎしたうつわの取扱いについて注意点をまとめました。
金で装飾しているので、電子レンジやオーブンを使用しない、優しく洗うなど基本的な事を守れば使えますよ。

・電子レンジ、オーブン、食洗機は使用しない。
・長時間水やお湯につけたままにしない。
・直接火にかけない。
・クレンザー、たわしなどは使用せず優しく手洗い。
・洗剤の使用はOKですが、漂白剤の使用は避ける。

 

新うるしについて

新うるしは、カシューナッツの殻から絞り出した天然由来の植物うるしです。食品衛生法テストでは、ミネラルウォーターよりも鉛の含有量が少ないという結果が出ており、人体への害は少ないと言われています。

ただ、熱に反応するため、温かい料理に使わないなど注意する必要があります。私は、焼菓子やパンなど常温のものを盛り付けています。自分で楽しむ分には支障がないと納得しています。ただし、どうしても食器として使いたい、新うるしの成分に不安がある方は本漆(ほんうるし)の金継ぎをおすすめします。

まとめ 以外に手軽な「金継ぎ」 習ったら一生モノのスキルに

私は、金継ぎを体験する前は、職人さんにしかできない、難しくて高価なものというイメージがありました。しかし、実際体験してみて、そのハードルがぐんと下がりました。

金継ぎは、割れたうつわを元どおりにすると技術だと思っていましたが、金が加わることで「別のうつわに生まれ変わる」手法だと感じました。物を大切に使い続ける大切さ、日本の伝統技法を知るためにも「金継ぎ」はおすすめです。

また、1度体験すると自宅で再現できるのも魅力です。私が体験したのは「簡易金継ぎ」ですが、室町時代から伝わる技法を身を持って経験できることは他にあまりありません。何より1生もののお直しスキルが身に付くのは楽しいです。
割れたうつわは捨てる前に「金継ぎ」ですよ。

【金継ぎができる教室】

私が体験したところ
〇金継ぎプリュス https://www.instagram.com/kanan_sp/
都内各所でワークショップを開催。不定期で展示会などもされています。

〇金継ぎ暮らし https://kintsugikurashi.com/
三軒茶屋、府中など都内各所で開催。オンラインでも実施しています。リピーター割引あり。
インスタグラムで体験した方の作品を紹介しているので、受講の際の参考になります。

参考記事:欠けたうつわを自分で修理! 金継ぎができる東京の教室10選

 

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