しまったままじゃもったいない お気に入りのうつわは出して楽しもう
皆さんは持っている食器をすべて使っていますか? 私は、テーブルコーディネーターでもあるため、食器の数は多い方だと思います。しかし、2人暮らしのため日々の食事で使うものは、大体決まっています。
どれも悩みに悩んで選んだ思い入れのあるものばかりなので、せっかくならきちんと使いたい。どのうつわにもスポットライトをあてたい! 今回は、私がうつわを使いこなすために実践している活用法を紹介します。
1.シンプルに飾る ~ オブジェとしてインテリアに
私がよくやるのは、スタンドに立てて飾ること。写真は、フランスのブランド・GIEN(ジアン)のアジサイのプレートです。毎年、6月になると必ず飾るように入しています。その際、アジサイの花と一緒に並べて季節感を出しています。
植物の柄のうつわは多いので、季節ごとに違ううつわに変えるのもおすすめです。ちょっとした模様替えになりますよ。
私は、思いついた時にすぐ飾れるように、飾る場所の近くにスタンドを収納しています。スタンドのメリットは、壁を傷つけないことと、折り畳めてコンパクトに収納できること。私のようにDIYが苦手な人にはありがたいプチ模様替えアイテムです。
どんなデザインのうつわにもあうように透明なものを選んでいます。
私はやっていませんが、壁に飾るのも素敵です。壁掛け専用の「プレートハンガー」というフックを使えば、海外の雑誌に載っているようなインテリアが楽しめそう。興味のある方はチャレンジしてみては?
お皿にプレーハンガーを取り付ければ、絵画のように飾れます。
2.花器として使う
うつわは深さがあるため、花器としても十分使えます。写真ではカフェオレボウルを4個重ねて、お花を生けています。ワイングラスやティーカップなどに生けるだけで絵になります。
お花を習ったことがなくても、うつわを変えるだけで雰囲気が変わるので
花器にする場合、飾る場所に合わせてうつわを選ぶのがおすすめ。例えば、和室ならそば猪口や徳利を使うなど、部屋のインテリアにあったものを選ぶとしっくりきます。
手持ちのうつわに花を生けるだけで、食卓や部屋の印象が変わるので、ぜひ試してほしいです。
【関連記事】こんな記事も書いています。
うつわに花を生けてみる ~ 身近に花を楽しもう
3.トレイとして使う ~ 見せる収納グッズになる
アクセサリーなどをうつわに置いて見せる収納グッズとして使うこともあります。時計と指輪など、一緒に使う物をまとめて並べると忘れ物防止にもなります。
並べる際の注意点は、ものを置きすぎないこと。ジュエリーショップのディスプレイを思い浮かべると分かりますが、余白をとって「本当に置きたいもの」「必要なもの」をだけを厳選して並べるのががポイント。見た目も美しく実用的です。
例えば、洗面所に石鹸とハンドクリーム、玄関にカギとハンカチなど。使う場所に使うものをお気に入りのうつわに置くだけで、身支度が楽しくなったり、気分が上がりますよ。
マグカップは立てる収納グッズにもなります。カトラリースタンドにしたり、スティックシュガーを入れるなどアイデア次第。
4.キャンドルホルダー
日本では、キャンドルを使う習慣がありませんが、「高さ」のあるものを飾るとインテリアのアクセントになります。私は、実際に火を付けませんが、オブジェとして時々飾っています。
写真ではティーカップにキャンドルを立てています。ティータイムの食卓に置くだけで華やかになりますね! キャンドルは100円ショップでも販売していますし、比較的リーズナブルに購入できます。
様々なカラーや長さのものがあるので、ぜひインテリアに取り入れてみて下さい。殺風景なテーブルにカラーのキャンドルを2,3本並べるだけで、海外の雑誌に出てくるようなお部屋になりますよ。
5.アロマグッズとして使う
益子の陶器市で購入した、作家もののボウルにポプリを入れて、玄関に置いてみました。香りがとんでしまったら、アロマオイルを垂らして、さらに長く香りを楽しむことができます。
見せるアロマディフューザー(芳香器)として、インテリアにもなります。また、アロマストーンを入れたり、小皿にお香を立てるのも素敵です。置く場所に合わせて、うつわを選ぶ時間も楽しいですよ。
食器をたくさん持っているのに、うまく活用できていない…そんなお悩みのある方は、食器以外の使い方をしてみませんか。
うつわは食べ物を盛り付ける「容器」。飾ることのできる「入れ物」として考えると、使いみちが広がりますよ。食器棚に眠っているうつわをぜひ使ってみて下さいね。