覚えておきたい! 和食器のそろえ方
今回は、和食器のそろえ方 についてお伝えします。
和食器は、サイズ、形、デザインのバリエーションが豊富。
何をどれだけ、そろえればいいのか分からない…
今回は、そんな疑問に答えるべく、必要なうつわとそろえ方のポイントを紹介します!
そろえ方の前に…
和食器にはどのような種類があるか、確認してみましょう。
こちらの記事を参考にしてくださいね。↓
https://table-life.com/columns/post/21445/
上記の記事を見てもお分かりのように、和食器には、お皿や鉢など以外に、箸置きや醤油差しなどを含めると、かなりの種類があります。
それらをすべてそろえる必要はありません。
まずは、毎日の食事で何を使うのか、考えてみましょう。
その際、よく食べるメニューを思い浮かべるといいですよ。
何を買えばいいのか迷ったら、
これだけあれば十分! 基本の和食器
和食器は、先ほど挙げただけでも種類が豊富。
食事用だけでなく、茶器や酒器などもそろえると、いくら収納場所があっても足りません
何をそろえていいのか迷う場合は、普段の食事に必要な、以下の5種類をそろえましょう!
【そろえるべき5つの和食器】
1.飯碗
2.汁椀
3.中皿(または大皿)
4.小皿
5.小鉢
このそろえ方は、日本に古くから伝わる「一汁三菜」という食事様式に基づいています。
「一汁三菜」とは、ご飯、汁物、主菜、副菜、副々菜という、昔からの食事スタイル。様々な食材をまんべんなくとれる、栄養バランスの優れた食事です。
つまり、そろえるべきうつわとは、
「一汁三菜」を食べるのに必要なうつわ(=上記の1~5のうつわ)
「飯碗、汁椀、中皿、小皿、小鉢」の 5種類を家族分そろえれば十分なのです。
さらに、割れることを考えて、予備に1人分多めに買うのもありです。
また、来客が多いなら、取り皿として中皿を多めに買うなど、ライフスタイルに応じて、必要なものをそろえていきましょう。
知っておきたい【和食器の基本の並べ方】
和食器の基本の並べ方は、上の写真のとおりです。
①飯碗、②汁椀、③副々菜、④副菜、⑤主菜
写真では小鉢ではなく、平らなお皿を使っていますが
汁気のあるおかずには、深めの鉢があると便利です。
うつわを買いに行く前に ~ 和食器選びのポイント
食事に必要な食器は分かったけど、和食器はデザインのバリエーションが豊富。
その中から、「使い勝手の良いうつわ」を選ぶポイントは以下の3点です。
ポイント1.どんな料理にも使えるものを選ぶ
日本の食卓には、和食だけでなく、パスタや中華まで様々な料理が並びます。
和食でも洋食でも使える、料理のジャンルを問わずに使えるものを選びましょう。
白や黒のなどの無地のうつわや季節に関係のないデザインのものを選ぶと、長く飽きずに使えます。上の写真のように、モダンなデザインのものは、料理を選ばず、手持ちの食器と合わせやすいのでおすすめです
ポイント2.複数の用途で使えるものを選ぶ
小鉢をサラダボウルやシリアルボウルに使うなど、1つで色々な料理に使えるものを選びましょう。
私は、そば猪口を湯呑や小鉢として使います。厚みがあり、電子レンジで使えるので冬にはホットワイン用にすることも。小さいながら深さがあるので便利ですよ。
ポイント3 収納場所があるのか
うつわを買う前に、どこに収納できるか、収納場所があるのかを考えましょう。
特に、和食器は形や大きさがバラバラです。重ねて収納できないデザインの商品もあり、スペースを取ります。
うつわは、盛り付けに便利な場所にしまうのが鉄則。収納場所を確保してから買わないと、結局どこにしまったか分からない、とりあえず詰め込んだので取り出しにくい…ということになりかねません。
おわりに
最近は、作家ものなど素敵なデザインの和食器が色々あり、見ると欲しくなってしまいます。たまには一目ぼれで買うのもいいですが、まず普段の食事に使うものだけを厳選して、そろえてみましょう。