春はもちろん、テーブルコーディネートにおすすめの 花のうつわ
2月下旬とはいえ、寒い日が続き春が待ち遠しいですね。
今回は、春のテーブルコーディネートにぴったりな「花のうつわ」を紹介します。
花柄や花の形のうつわをテーブルに並べるだけで、食卓が一気に春らしくなります。模様替えよりは簡単にお部屋の雰囲気を変えることができるので、ぜひ試してくださいね!
花のうつわには、和食器から洋食器までさまざまなバリエーションがあります。この記事では、私がコーディネートで使いやすかったものを中心に選びました。
春に限らず1年中使えるもの。
和食だけでなく洋食からデザートまで幅広く使えるものを多く掲載しています。
これからの時期、ひなまつりやおうちでのお花見会など、お買い物の参考にしてくださいね。
こんな記事も書いています
・食卓で春を感じる 花のうつわを使ってみよう(写真生活手帖)
・春におすすめ ~ 花のうつわ10選(テーブルライフ)
1.花柄のうつわ
自宅に1枚はあるのでは?と思うくらい、花柄のうつわは多いです。春を感じるなら、梅や桜など春のお花がデザインされたものを選ぶのがベストですが、小花柄のものなど春らしさを感じるものなら何でもOK。
写真は、花柄だけのうつわでのコーディネート。テーブルクロスはあえて白にすることで、テーブルがお花畑のよう。さらにお花を生ければまさに春! ちなみに使用したうつわはティファニーのデザートプレート、中央はフランスのアンティーク、シルバーの菊小皿は有田焼です。
北欧好きなら、アラビア、マリメッコなどで統一するのも素敵です。
2.花の形のうつわ
花の形のうつわのいいところは、年中使えること。形だけが花なので、花の種類を特定しているわけではありません。そのため、季節を問わずに使えます。しかも形にインパクトがあるので、テーブルのアクセントになります。
お店では、和食器では輪花皿(りんかざら)、洋食器では花リムプレートなどという商品名で販売されています。いろいろな種類があるのでぜひチェックして下さいね。
写真では、梅の形の漆のうつわにダリアの小皿を重ねています。
和食器では、梅や菊などをモチーフにしたうつわも多いです。商品名に「梅」がついていても、お花の形のうつわとして1年中使えます。
輪花皿の一例。上段は益子焼のわかさま陶芸のもの。下段は美濃焼。
アンティーク好きならご存じ、サルグミンヌの花リムプレートも使いやすいです。
私も2枚持っており、デザートやサラダプレートにしています。
3.リムが花柄のうつわ
リム(縁)だけに、花の絵やレリーフが施されているうつわは使いやすくておすすめです。リムに柄があることで、料理が映えます。いつものサラダやパスタもよそいきな感じに見えるので、レストランのような雰囲気を楽しめます。無地のうつわはシンプルすぎで物足りない、そんな方にはおすすめですよ。
写真は、私が愛用しているはスウェーデンのMATUES(マテュース)のうつわ。カラーバリエーションが豊富なので、色違いでそろえたくなります。
おすすめの花のうつわ
■花をかたどったうつわ 輪花皿など
〇パレスプレート
テーブルコーディネーターでも愛用者が多い、パレスプレート。その名の通りパレスホテルのために作られたものです。菊の花をかたどった華やかなうつわは、とてもエレガント。
サイズ違いを重ねると、ぐっとフォーマルな雰囲気が出ます。箱もあるので、結婚祝いなどのプレゼントにもおすすめですよ。
〇輪花鉢・ボウル
さまざまなブラントや窯元で作られている、輪花鉢。シンプルな花のフォルムなので、季節を問わずに使えるのが嬉しいポイントです。小さいものならリーズナブルなものもあり、色違いでそろえてもいいですね。重ねやすく、収納しやすいのもポイントです。
可愛らしいコンポートは、岐阜県土岐市「カネコ小兵製陶所 」のぎやまん陶シリーズのうつわ。私もボウルと大皿を愛用しています。シンプルなのに華やか、磁器なのでお手入れしやすいので気に入っています。ふだん使いからおもてなしまで使えるのに、リーズナブルなのも嬉しいです。
〇輪花皿
大分県の臼杵市で焼かれている臼杵焼。最近BEAMSなどでも取扱いのある注目のうつわです。アンティークのようなフォルムのうつわのほか、リムがお花のようになっている輪花皿もあります。厚みがあり使いやすく、何より見た目が上品です。おうちご飯がグレードアップしますね!
〇お花のレリーフのうつわ
さまざまなお花をモチーフにしたうつわは瀬戸焼のアイトーの商品です。花びらの陰影が美しく、さまざまなお花を忠実に再現したデザイン。形やサイズ違いも豊富で、コレクションしたくなる可愛さです。
リーズナブルなので、家族分など複数そろえるのもおすすめです。使うだけでテンションが上がるうつわです。
〇梅花皿
梅の形をしたうつわも和食器には多く、梅花皿という名前で販売されていることがあります。春の訪れをいち早く知らせる梅の花のうつわは、雛まつりなど春のテーブルに最適です。
また、松竹梅というようにおめでたい意味もあるので、お正月などお祝いの食事に使うのもいいですよ絵。写真は有田焼の幸楽窯の豆皿です。
写真は、イタリアのヴィルジニアカーサのデイジーをモチーフにしたうつわです。同じシリーズでボウルもあり、プレートに重ねるととっても華やか! テーブルにお花が咲いたようなコーディネートが楽しめます。
大胆な赤い花柄のうつわは、言わずと知れた「マリメッコ」のもの。けしの花(ポピー)をモチーフにした可愛らしいデザインは、テーブルをぱっと明るくします。けしは、3月~5月に咲く花ですが、テキスタイルのようなモダンな柄なので、季節にとらわれず使っても良いと思います。
また、使わないときは飾っても素敵! 北欧インテリア好きなら、うつわも北欧ブランドにすると統一感が出るのでおすすめです。
雑貨屋さんでもよく見かける小花がかわいいうつわは、ポーランドの「ポーリッシュポタリー」のもの。ハンドペイントなので、1つとして同じものがないのも味があっていいですね! 色違いや柄違いのうつわを並べると、テーブルがガラッと明るくなります。厚みがあるので丈夫、レンジ・食洗機にも対応しているのでふだん使いにぴったりですよ。
おわりに
うつわの柄や形で、花をモチーフにしたものはとても多いです。皆さんの自宅にも必ず1つはあるのではないでしょうか。
柄もののうつわは使いにくい、ラブリーすぎるのはちょっと…と思う方もいるかもしれません。しかし、料理を盛り付けると柄は縁(リムの部分)しか見えないので、そんなに派手になりません。かえって柄がアクセントになり使いやすいですよ。
また、花の形のうつわは、形だけが花なので、年中使い回せて実は便利! テーブルの雰囲気が簡単に変わるので、ぜひ取り入れてみて下さい。お部屋の雰囲気も明るくなりますよ!